書類も見ている

車査定士と言えば、車自体のことしか見ていないように思えます。確かに、車を転売し、動作しないということであれば、売り物にもならず、当然安全性にも問題があります。しかし、車自体ばかりでなく、それに付属ものもまた、査定には重要であり、車の買取で高額価格を得るためにも、必要なことかもしれません。それが必須書類になります。必須書類とは、車買取業者に提出するものですが、車特有のものがあり、それが大変重要でしょう。
2つのものがあり、車検証と自賠責保険証です。まず、車検証は定期的に行われる車検を受けた証明書と言えます。自動車重量税と同様な扱いであり、車検を受けたのちに、支払うようになります。これは、法律で決められているものであり、安全性を確認するものです。車検に通らなければ、道路で走行させることができないため、ドライバーにとっては、重要でしょう。もちろん、車の買取業者としても、車検がきちんと行われているかどうかで、自社での修理の状況などを把握できる可能性があります。言ってしまえば、修理費のコストを落とすことも可能です。
また、車検は定期的に行われるため、次がいつ頃であるのかを把握できます。残存期間が少なければ、次のユーザーの負担となる可能性もあります。転売時においては、ユーザーに安心感などを与えるためにも、車検証をきちんと認識することが、重要であるようです。一方、自賠責証明書は、強制の自賠責保険に加入していることを証明しているものです。強制であるということは、ドライバーであれば、必ず加入するもので、最低でも自賠責保険に加入しているのが、車の所有者の義務です。そうは言っても、自賠責保険にも保障期間があり、仮に保障期間が切れたものであれば、道路を走行できません。もしそれでも走行させるようなことになれば、罰則対象となっています。これの確認も大事ですが、自賠責保険の保障期間切れが近ければ、次のユーザーにきちんと伝えることも大切でしょう。こういう点も、買取価格において、関係する可能性もあります。
これらのほか、リサイクル券を提出することも重要です。これは、リサイクル法に基づいたもので、車購入時に支払っていれば、所有しているものです。また、納税証明書、住民票なども必須書類であり、代行を利用できますが、余計なコストを使わないのであれば、自分で取得しておくべきでしょう。